Excelとspreadsheetの操作アクションである[行の追加]は、追加位置として指定した行の上に行が追加されます。
指定した行の下に行を追加したい場合は、あらかじめ行の末尾に最終行の目印となる行を作成しておくことで実現できる可能性がございます。
ここでは以下のようなspreadsheetで、7行目の下に5行分追加するシナリオをご案内します。
シナリオサンプル
実行後のspreadsheetは以下のようになります。
各アクションの解説
本シナリオで設定が必須となる項目は赤枠で囲われたものです。
①シナリオアカウント:事前に登録したspreadsheetのシナリオアカウントを設定してください。未登録の場合はこちらを参照して登録してください。
②対象ファイル:操作対象のファイルを3種類の指定方法のいずれかで指定します。
-
シートをシートIDで指定 ※[シートをシート名で指定]でも代用が可能です。
①spreadsheet:操作対象となるspreadsheetを参照設定します。
②シートID:対象のspreadsheetのURL末尾の*の部分に表示される文字列です。
/edit?#gid=*
-
値の検索
最終行の目印となる値を検索します。
①対象シート:[シートをシートIDで指定]を参照設定します。
②検索値:最終行の目印となる文字列"EOR"を指定します。
③シート全体を指定:いいえ
④検索の開始基準を指定:A1
⑤縦方向の検索範囲:空行を跨いでデータの連続範囲を選択
⑥横方向の検索範囲:複数選択しない
⑦すべての結果を取得:いいえ
※③~⑦の設定をすることで、A列で最初に現れる"EOR"を検索します。データ内容に合わせて適宜変更してください。
-
セルをコピー
最終行のデータを事前にコピーしておきます。
①対象シート:[シートをシートIDで指定]を参照設定します。
②コピー対象のセル:[値の検索]を参照設定します。
③縦方向の取得条件:空行を跨いでデータの連続範囲を選択
④横方向の取得条件:空行を跨いでデータの連続範囲を選択
-
セルの値をクリア
コピーした最終行の値を一度クリアします。
①対象シート:[シートをシートIDで指定]を参照設定します。
②クリア対象の範囲:[値の検索]を参照設定します。
③縦方向の取得条件:空行を跨いでデータの連続範囲を選択
④横方向の取得条件:空行を跨いでデータの連続範囲を選択
・文字列を置換する
[値の検索]で取得した最終行のセル番地から行番号のみ取り出します。
今回は"A7"から"7"を取り出します。
①対象データ:[値の検索]を参照設定します。
②置換対象:A
行を追加します。
①対象シート:[シートをシートIDで指定]を参照設定します。
②追加位置:[文字列を置換する]を参照設定します。
③追加行数:追加したい任意の行数を記入します。
一度クリアした最終行の目印をペーストします。
①対象シート:[シートをシートIDで指定]を参照設定します。
②入力値:[セルをコピー]を参照設定します。
③ペースト対象のセル:A[文字列を置換する]
セル番地の行部分は[文字列を置換する]を部分参照します。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。