このページをご覧になる前にこちらのページを読んでおくことで、より理解が深まります。
これはレッスン2です。レッスン1はこちら!
また、CoopelなどのRPAをはじめて触る方は初級編から進めてみてください!
まずは、中級編の最終目標を確認しましょう。
売り上げ記録を確認して、発注ページ(https://training.coopel.ai/table.html)からそれぞれの花を売れた分だけ発注します。発注が完了したら、CSVファイルをダウンロードしてデスクトップにあるフォルダに保存します。
spreadsheetアクション-Excelアクション対応表
レッスン2の目標
このレッスンでは、何の花を何本ずつ発注すべきか売り上げ記録を見て数えていきます。数えることができたら、レッスン1で作成したspreadsheetに発注数を入力してみましょう。
レッスン1のシナリオを編集する
まずは、レッスン1で作ったシナリオを編集してレッスン2が円滑に進められるようにしましょう。
<ステップ19>
アクションリストから「spreadsheetを開く」を「spreadsheetの新規作成」と「シートをシート名で指定」の間にドラッグ&ドロップして配置します。
<ステップ20>
「spreadsheetを開く」を設定します。
[シナリオアカウント]は、通常のものを選択し、レッスン1で作成したspreadsheetをブラウザで開いた時のURLを[対象ファイル]の欄に入力します。
<ステップ21>
「spreadsheetの新規作成」を削除します。
<ステップ22>
「シートをシート名で指定」を再設定します。
[spreadsheet]に「spreadsheetを開く」を参照します。
<ステップ23>
「セルをペースト」を削除します。
売り上げ記録の存在をCoopelに教える
まずは、「このspreadsheetの中のこのシートに売り上げ記録があるよ。」ということをCoopelに教えてあげましょう。
売り上げ記録を記載したspreadsheetは、https://docs.google.com/spreadsheets/d/15wsG9rtlZDvqTCXoOYlP6veJHRC5p-1_VgriSY5DBgw です。
※このspreadsheetをコピーして使用してください。また、編集権限はリクエストしないでください。
Excelを使ってチュートリアルを進めている場合、このページの一番下に「売り上げ記録.xlsx」のダウンロードリンクがあります。
<ステップ24>
アクションリストから「spreadsheetを開く」を配置します。
<ステップ25>
同じ名前のアクションが2つあり、後から見た時にわかりづらいので<ステップ20>で設定したものも併せてアクションの名前を変更します。
<ステップ20>で設定したものは、「spreadsheetを開く 確認」にします。
<ステップ24>で設定したものは、「spreadsheetを開く 売り上げ記録」にします。
<ステップ26>
「spreadsheetを開く 売り上げ記録」を設定します。
[シナリオアカウント]は通常のものを選択します。
[対象ファイル]には売り上げ記録のspreadsheetをブラウザで開いた時のURLを入力します。
<ステップ27>
アクションリストから「シートをシート名で指定」を配置します。
<ステップ28>
同じ名前のアクションが2つあり、後から見た時にわかりづらいのでレッスン1で設定したものも併せてアクションの名前を変更します。
まず、レッスン1で設定したものは「シートをシート名で指定 確認」にします。
<ステップ26>で配置したものは「シートをシート名で指定 売り上げ記録」にします。
<ステップ29>
「シートをシート名で指定 売上記録」を設定します。
[spreadsheet]は<ステップ25>で設定した「spreadsheetを開く 売り上げ記録」を参照します。
[シート名]は、「今日の売り上げ」にします。
数えたい花の名前が入ったデータを探す
ここまでで、Coopelは数を数える対象と、数えた値を入力するシートがどれかを覚えました。
それでは、実際に数を数えるような設定をしましょう。
こういった、大量のデータの中から特定のものを手作業で数えるとき、まずはその特定のものを探す作業をしませんか?
Coopelも同じです。どこに数えるべきものがあるかわからないと数を数えることはできません。では、このデータから特定の花の名前が入ったデータだけを探し出してみましょう。
<ステップ30>
最終目標を確認すると、12個の花すべてに対して「探す」→「数える」という処理を行いたいです。
なので、アクションリストから「各要素について繰り返す」を配置します。
このアクションを使うことで同じ処理を複数の要素(今回の場合は花)に対して行うことができるようになります。
<ステップ31>
「各要素について繰り返す」を設定します。
[受け取るリスト]には「webスクレイピング」を参照します。
<ステップ32>
アクションリストから「値の検索」を配置します。
このアクションが、データを探し出すアクションです。
<ステップ33>
「値の検索」を設定します。
[対象シート]には「シートをシート名で指定 売り上げ記録」を参照します。
[検索値]には「各要素について繰り返す」を参照します。
[全ての結果を取得]を「はい」に設定します。
「値を検索」の代わりに「列値を指定して行データを取得」を使うことでより複雑な捜索が可能です。(例:~が含まれる、~以上、~未満 など)
発注数を調べる
次は、ようやく数を数えていきます。「値を検索」で取得できた要素がいくつかを数えれば、その数が発注数に一致します。
手作業で数えるときは、どうしますか?
- 声にだす
- 首を縦に振る
- 正の字を書く
- カウンターを押す
ぱっと思いついただけで4つの方法がありました。このうちCoopel(コンピューター)でもできそうな方法を考えてみましょう。
声は出せませんし、首はそもそもありません。「書く」こともできそうにありません。
カウンターならスマホアプリもあるしCoopelでも操作できそうじゃないですか???
カウンターはボタンを1回押すと、表示される数字が1だけ増える仕組みです。
これをCoopelに対応させると「アクションを1回処理する(ボタンを1回押す)と、返す数字(表示される数字)が1だけ増える」と考えることができます。
<ステップ34>
アクションリストから「カウンター」を配置します。
<ステップ35>
「カウンター」を設定します。
この「カウンター」アクションは名前の通り数えるアクションです。処理のたびに[追加する値]に設定した数だけ、このアクションが返す値が増えます。
数を数えるのが目的なので、処理のたびに1,2,3,...と1から順に1ずつ増えてほしいです。
なので、[追加する値]には「1」を指定し、[初期値]は「0」を指定します。
これで、処理のたびに1,2,3,…と返す値が増えるような設定になりました。
<ステップ36>
「カウンター」を「値を検索」の要素の数と同じだけ繰り返せば、発注数を数えることができます。
アクションリストから「各要素について繰り返す」を配置します。
<ステップ37>
同じ名前のアクションが2つあり、後から見た時にわかりづらいので<ステップ30>で設定したものも併せてアクションの名前を変更します。
<ステップ30>で設定したものは「各要素について繰り返す 花の名前」に変更し、<ステップ35>で配置したものは「各要素について繰り返す 値の検索」に変更します。
<ステップ38>
「各要素について繰り返す 値の検索」を設定します。
「カウンター」を「値の検索」の要素の数と同じだけ繰り返せばよいので、[受け取るリスト]には「値の検索」を参照します。
そして、カウンターを「各要素について繰り返す 値の検索」の中に移動させます。
<ステップ39>
このままだと、「各要素について繰り返す 花の名前」の2回目以降の繰り返しで前のカウンターの値が残ってしまい正しい数が取得できません。
このステップを飛ばすと、他が正しい設定になっていても、間違った結果を取得することになります。
アクションリストから「値をリセット」を配置します。
このアクションは次の繰り返しに向けた事前準備(今回は、次の花の発注数を調べる事前準備)と考えるのがわかりやすいと思います。なので、繰り返しの操作が全て終わった後に配置します。今回の場合は、「各要素について繰り返す 花の名前」の一番下のアクションがこのアクションになれば良いです。
<ステップ40>
「値をリセット」を設定します。
[リセット対象]には「カウンター」を参照します。
[リセット値]には「カウンター」の[初期値]と同じ値を設定します。(今回の場合は「0」)
発注数をspreadsheetに記入する
きちんと数えることができているかspreadsheetに記入して確認してみましょう。
<ステップ41>
アクションリストから「セルをペースト」をドラッグ&ドロップして「各要素について繰り返す 値の検索」と「値をリセット」の間に配置します。
<ステップ42>
「セルをペースト」を設定します。
[対象シート]には「シートをシート名で指定 確認」を参照します。
[入力値]には「カウンター」を参照します。
[ペースト対象のセル]には「B1」を指定します。
[列または行の最後に書き込む]は「列の最後に書き込む」にします。
完成シナリオ
動作確認
<ステップ43>
「実行」をクリックします。
<ステップ44>
実行が完了したら結果を確認してみましょう。
「セルをペースト」をクリックし、対象シートの「確認」をクリックします。
下の画像のように、12個の花の名前の隣に正しい数字が記入されていればレッスン2完了です。
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売り上げ記録-Excel版-
- 売り上げ記録.xlsx10 KB
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